家庭に炭酸水メーカーがあれば、いつでも簡単にフレッシュな炭酸水を楽しむことができて、とても便利です。しかし、各社から多くの炭酸水メーカーが販売されており、「どれが一番いいんだ!」と悩んでしまいます。
ここでは、そんな炭酸水メーカーの1つである『ドリンクメイト』について、実際に使ってみた感想をまとめました。他社の炭酸水メーカーと比べて、非常に機能性が高い炭酸水メーカーなので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
『ドリンクメイト』の概要
まずは『ドリンクメイト』がどういった製品なのかを簡単に紹介します。
『ドリンクメイト』は家庭で簡単に炭酸水を作ることができる炭酸水メーカーです。炭酸水メーカーといえば『ソーダストリーム』がもっとも有名ですが、今『ドリンクメイト』の方が人気が高まりつつあります。
基本的な使い方
使い方について簡単に説明しますが、ほとんど説明が要らないほどシンプルです。
- 『ドリンクメイト』に「ガスシリンダー」を取り付け
一度取り付ければ、ガスが空になるまで付けっぱなしで良いです。 - 専用ボトルに水やジュースなど、炭酸を注入したい物を入れる
- 専用ボトルに「インフューザー」という蓋を取り付ける
- 専用ボトルを『ドリンクメイト』に取り付ける
- 炭酸注入ボタンを押す
- 不要なガス抜きを行う
以上で炭酸を注入することができます。言葉でみるより実際はさらにシンプルなので、戸惑うことなく使うことができると思います。
『ドリンクメイト』の特徴
『ドリンクメイト』の特徴は以下の通りです。
「水」以外の飲料に炭酸を注入できる
『ドリンクメイト』の特徴でもっとも秀でている部分が、この「水」以外の飲料に炭酸を注入できることです。
たとえば、炭酸のジュースを買って時間が経つと、炭酸が抜けて不味くなりますよね。そんな炭酸ジュースも『ドリンクメイト』を使えば簡単に復活することができます。
また、カルピスソーダを作るとき、原液を炭酸水で割ると、どうしても炭酸が弱くなってしまいますよね。しかし、『ドリンクメイト』であれば原液を水で割ったカルピスを作っておき、そのカルピスに対して炭酸を注入することで、強炭酸のカルピスソーダができます。
さらに、ジュースだけでなく、お酒にも使うことができるので、炭酸が抜けてしまったチューハイを復活させたり、日本酒に炭酸を注入してスパークリング日本酒を作ったりと、さまざまなに対して、炭酸を復活させることができます。
衛生的に使える
これは先ほど紹介した「水以外の飲料にも炭酸注入できる」という特徴と関連しています。
そもそもなぜ「水」しか対応していない炭酸水メーカーが多いのかというと、炭酸注入に使うノズルが取り外せないため、その部分が汚れてしまうと洗うのが大変だからです。
一方、『ドリンクメイト』であれば、この炭酸注入に使うノズル「インフューザー」が取り外せるため、簡単に洗浄することができます。そのため、ジュースやお酒などで汚れてしまっても洗うことができ、衛生的に使うことができます。
全モデル電源不要
『ドリンクメイト』は全モデル電源不要であることも特徴の1つとなります。そのため、下記のような使い方ができます。
- キャンプに持っていって使う
- 設置位置を移動する
etc…
電源を使うタイプは高機能なものもありますが、上記のような使い方ができなくなるので、電源不要のタイプの方が利便性が高いですよ。
製品ラインナップ
『ドリンクメイト』といっても、製品ラインナップは豊富にあります。
2021年8月時点のモデル別で見ると、ラインナップは以下の通りです。
- オートマチックモデル
自動で炭酸注入できるモデル - ベーシックモデル
手動で炭酸注入するモデル - マグナムモデル
大容量のガスシリンダーを付けられるモデル
各モデル毎で更に機能に違いを持たせたラインナップがあるので、それぞれを以下で紹介します。
オートマチックモデル
名前からも分かるとおり、炭酸注入ボタンをワンプッシュするだけで自動で炭酸を注入できます。オートマチックモデルには3つの製品が用意されています。
Series620
『ドリンクメイト』のフラッグシップモデルで、すべての機能を備えているのが、この『Series620』のドリンクメイトです。機能と販売価格は下記通りです。
機能 | ・ワンプッシュで自動炭酸注入 ・炭酸濃度をダイヤルで4段階調整 ・水以外(ジュースなど)に炭酸注入可能 ・マグナムシリンダー(大容量のシリンダー)に対応 |
カラー | ・ホワイト(DRM 1010) ・ブラック(DRM 1011) |
販売価格 | 18,568円(税込) |
Series601
『Series620』と同様に自動で炭酸注入できる『Series601』ですが、炭酸の濃度を調整する機能が削られてるモデルになります。その分、販売価格も抑えられています。
機能 | ・ワンプッシュで自動炭酸注入 ・水以外(ジュースなど)に炭酸注入可能 |
カラー | ・ホワイト(DRM 1012) ・ブラック(DRM 1013) |
販売価格 | 16,368円(税込) |
Series560
『Series601』からさらに機能が削られて、水専用の炭酸水メーカーになります。
機能 | ・ワンプッシュで自動炭酸注入 ・水のみ炭酸注入可能 |
カラー | ・ホワイト(DRM 1014) |
販売価格 | 13,618円(税込) |
ベーシックモデル
ベーシックモデルは手動で数回ボタンをプッシュすることによって炭酸を注入します。押す回数によって炭酸の強さを調整することができます。
ベーシックモデルは1つの製品が用意されています。
ベーシック
一番オーソドックスなモデルでコスパに優れた製品。手動で炭酸注入、ガスシリンダーも通常のサイズのみですが、水以外の飲料にも対応しています。
機能 | ・手動で数回ボタンプッシュして炭酸注入 ・プッシュする回数で炭酸の強さを調整可能 ・水以外(ジュースなど)に炭酸注入可能 |
カラー | ・レッド(DRM 1002) ・ホワイト(DRM 1001) |
販売価格 | 16,368円(税込) |
マグナムモデル
マグナムモデルもベーシックモデル同様、手動で数回ボタンをプッシュすることで炭酸を注入します。ただ、ベーシックモデルと違って大容量のガスシリンダー「マグナムガスシリンダー」に対応しているため、ランニングコストに優れています。
マグナムモデルは2つの製品が用意されています。
マグナムグランド
大容量のガスシリンダーに対応しており、かつ、水以外の飲料にも炭酸注入が可能なモデル。
機能 | ・手動で数回ボタンプッシュして炭酸注入 ・プッシュする回数で炭酸の強さを調整可能 ・水以外(ジュースなど)に炭酸注入可能 ・マグナムガスシリンダー(大容量ガスシリンダー)に対応 |
カラー | ・ホワイト(DRM 1005) ・マットブラック(DRM 1006) |
販売価格 | 21,868円(税込) |
マグナムスマート
マグナムグランドを水専用にしたモデルになります。
機能 | ・手動で数回ボタンプッシュして炭酸注入 ・プッシュする回数で炭酸の強さを調整可能 ・水のみ炭酸注入可能 ・マグナムガスシリンダー(大容量ガスシリンダー)に対応 |
カラー | ・ホワイト(DRM 1003) ・マットブラック(DRM 1004) |
販売価格 | 10,868円(税込) |
実際に使ってみた感想
ここからは、実際に『ドリンクメイト』のベーシックモデルを購入して使ってみた感想についてまとめます。
私はコストコによく行くので、コストコで売っているベーシックモデルを購入しました。コストコだとベーシックモデルが8,198円(税込)という、とんでもない安さで売っているので、コストコ会員の方はコストコで購入すると良いですよ。
良かったところ
まずは買って良かったと感じた部分は以下の通りです。
微炭酸から強炭酸まで対応できる
炭酸水メーカーで「本当に強炭酸ができるのかな?」と心配していたのですが、まったく問題ありませんでした。
『ドリンクメイト』で炭酸注入してガスの充填が完了した後にボトルを振ると、充填したガスをさらに浸透させることができます。すると、ビックリするくらいの強炭酸を作り出すことができます。
私はコストコで購入したのですが、販売員の方が「ガス注入後にボトルを振って浸透させると、めちゃくちゃ強くできますよ!」と言ってたのは本当でした。
また、プッシュする回数を減らすと微炭酸も簡単にできますよ。
抜けた炭酸飲料を復活できる
今までは炭酸が抜けてしまったジュース系の炭酸飲料を仕方なく飲むこともありましたが、『ドリンクメイト』があることで炭酸が抜けたジュースも美味しく飲むことができています。とくにコーラやファンタといった、炭酸が抜けると美味しくない炭酸飲料を復活出来るのは嬉しいです。
これは他の炭酸水メーカーではできないことなので、「ドリンクメイトを選んで良かったなー」と感じる一番のメリットと言えるでしょう。
飲みたい分だけ炭酸水を作れる
500mlのペットボトルで炭酸水を購入すると、500mlを一気に飲むわけではないので、最後の方は炭酸が抜けた状態になりがちでした。
しかし、『ドリンクメイト』のような炭酸水メーカーを導入することで、自分が飲みたい分だけ炭酸水を作ることができるので、抜けた炭酸を飲むことはありません。
飲みたい分だけ炭酸水を作ることができるのが、こんなにも素晴らしとは思いませんでしたね。
圧倒的にコスパが良い
どの炭酸水メーカーでも普通に炭酸水を買うよりコスパが良いのですが、『ドリンクメイト』はその中でもコスパに優れた製品です。
『ドリンクメイト』のガスシリンダーは60L用だと1本2,160円(税込)になります。つまり、ガスシリンダー1本で500mlの炭酸水を120本分作り出すことができます。
したがって、500mlのペットボトル1本あたり18円ということになります。500mlの炭酸水はどれだけ安く買っても60円弱はするので、めちゃくちゃ安いですよね。
さらにマグナムガスシリンダー(142L用)だと1本3,542円(税込)なので、500mlのペットボトル1本あたり約13円という驚異的なコスパになります。
もちろん、最初に『ドリンクメイト』自体を購入するコスト、イニシャルコストが掛かりますが、ランニングコストを考慮したトータルコストで見ると、かなりお得になります。
なお、水以外の飲料に対して炭酸を注入する場合、ガスの消費量が多くなるため60Lより少ない量になる点に注意してください。
お手入れがラクチン
基本的に炭酸水メーカーの汚れる箇所はインフューザーとボトルになります。『ドリンクメイト』ではインフューザー部分を取り外すことができるので、取り外して水で流してあげればあっという間に綺麗になります。
インフューザー部分を取り外しできない炭酸水メーカーの場合は、ウェットティッシュなどで拭き取ったりしなければならないので、少しお手入れが面倒になるでしょうね。
イマイチなところ
次にイマイチに感じたところですが、これは『ドリンクメイト』というよりは、炭酸水メーカー全般に言えることになります。
ガスシリンダーの取扱に気を遣う
これは『ドリンクメイト』に限らず、ガスシリンダータイプの炭酸水メーカーであれば言えることですが、ガスシリンダーの取扱に少し気を遣います。
一応危険物なので、高温にならない場所で保存しておく必要がありますし、捨てることができないので、ちゃんと取扱店に持っていく必要があります。
若干面倒に感じる部分ではありますが、それが気にならないくらいにメリットがありますから、そこまで気になりませんけどね。
あと、『ドリンクメイト』の取扱店が少ないといった情報がネット上でちょいちょい見受けられますが、おそらく情報が少し古いのかなと思います。公式の情報を調べてみると、かなりの店舗で取り扱っているので、「ガスシリンダーが交換できなー!」といったことにはならないでしょう。
まとめ
『ドリンクメイト』は非常に満足度の高い製品です。「なんでもっと早く買わなかったのか!」と後悔するほどです。
もし、あなたが日頃よく炭酸水を飲むのであれば、ぜひ導入を検討してみることをオススメします。それくらい便利な商品であることは間違いありませんから。
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