電子回路を組んでいると、たまに想定外の動きをして戸惑うことがあります。そんなときに手助けをしてくれるツールの1つがデジタルマルチメーター(通称:デジマル)です。そんなデジマルもたくさんの製品があってどれを選んだら良いか悩ましいものです。
今回は私がAmazonで購入した『Neoteck デジタルマルチメーター』を使ってみた感想をまとめたので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
『Neoteck デジタルメーター』の概要
私が購入したデジマルはこちらになります。
『Neoteck デジタルメーター』のモデル名は『NT8233D PRO』というものであり、基本的な機能を備えたデジタルマルチメーターです。主な測定仕様は下記通りです。
機能 | 詳細 |
---|---|
直流(DC)電圧測定 | 測定範囲 電圧:0.1mV 〜 600V |
交流(AC)電圧測定 | 測定範囲 電圧:1mV 〜 600V |
直流(DC)電流測定 | 測定範囲 電流:0.1μA 〜 10A |
交流(AC)電流測定 | 測定範囲 周波数:40Hz 〜 400Hz 電流:0.1μA 〜 10A |
抵抗測定 | 測定範囲 抵抗:0.1Ω 〜 20MΩ |
ダイオード測定 | 順方向電圧データの近似値を表示 |
導通チェック | 抵抗が55Ω以下でブザー音 |
コンデンサ測定 | 測定範囲 容量:1μF 〜 2000μF |
周波数測定 | 測定範囲 周波数:0Hz 〜 200KHz |
この仕様を見ても分かるとおり、一般的な電子回路に対する使用であれば、十分な性能を持っています。
価格はAmazonが一番安くて2,500円前後となっています。「大丈夫なのか?」と心配になるほどの安さですが、実際に使ってみたところ、まったく問題なく使えています。この価格でこれだけ使えれば十分過ぎると言えるでしょう。
『Neoteck デジタルメーター』の使い方
使い方といっても、どんなデジマルでも使い方はほとんど同じなので、デジマルを使ったことがある方は戸惑うことはないでしょう。よくあるデジマルと同じように測定対象に合わせてダイヤルを回して、テストリードを回路に接触させるだけです。
たとえば、直流(DC)電圧を測定する場合は、下記のようにデジマルのダイヤルをセットした後に、測定したい電圧区間の両端をテストリードで触ります。
抵抗器の抵抗値を測定したい場合は、下記のようにダイヤルを合わせて、抵抗器の両端をテストリードで触ります。
直流電流を測定する場合は、下記のようにダイヤルを合わせて、測定したい区間にデジマルを直列で接続して測定します。
電流測定は250mAまでの測定であれば、右側の入力端子を使い、10Aまでの測定であれば、左側の入力端子を使います。
『Neoteck デジタルメーター』の感想
マジでコスパ高い!
Amazonで2,500円ほどで購入したのですが、本当にコスパの高い製品だなと思いました。趣味程度の電子回路であれば十分過ぎるほどの測定範囲ですし、「本当にこれ2,500円でいいの?」と感じるほどです。
使いにくいとか、精度が悪いといったことも感じませんし、表示の見やすさも問題ありません。あと気になるとしたら耐久性くらいですが、こればかりは長期間使ってみないと分かりませんね。1年くらい経過したら状態を追記しようと思います。
ワニ口クリップが便利
付属品としてワニ口クリップも付いてくるのですが、これも何気に便利で重宝します。抵抗器の抵抗値を測定するときや、電流を計測するときに直列接続で固定したいときなどに活躍しますね。
製品によってはテストリードだけでワニ口クリップが付属していなかったりもするので、電流測定をする場合は『Neoteck デジタルマルチメーター』のようにワニ口クリップが付属しているものにしましょう。
説明書は中国らしさが見える
『Neoteck デジタルマルチメーター』には日本語の説明書も付いているのですが、内容は少し怪しいところがあります。ところどころ日本語や漢字が変なところがあり、中国っぽさが溢れています。
ただ、まったく読めないと言うものではなく、違和感がある程度なので使う分にはまったく問題ありません。文章はともかく記載内容は結構しっかり書かれているので、使い方で困るということはないでしょう。
まとめ
まとめるとコスパの高さが際立つ製品だなという印象です。趣味で使う程度であれば、間違いなくこの『Neoteck デジタルマルチメーター』で事足ります。こんなに安くデジマルが使えるなんて、本当に有り難いことですね。
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