デスク環境を整えていくと購入したくなる「メカニカルキーボード」。気持ちの良い打鍵感とタイプ音でテレワークも捗ること間違いなしです。しかし、いざ購入しようと調べてみると、あまりに種類が多くてどれを選んだら良いか悩ましいものです。
ここでは、下記の用途・趣向別におすすめのキーボードをそれぞれ5つ厳選しました。メカニカルキーボード選びのときの参考にしてみてください。
なお、メカニカルキーボードとはどういった特徴を持っているのか、軸とは何なのかを知りたい方はこちらに情報をまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
シンプル(オーソドックス)
基本的なメカニカルキーボードのおすすめを紹介します。「とりあえず普通のヤツが欲しい」という方は、こちらから選択すると良いでしょう。オーソドックスかつシンプルなデザインのものだけを厳選しました。
ARCHISS 『Maestro』
「Maestro」(巨匠、達人)の名を冠するARCHISSの『Maestro』シリーズは、オーソドックスなメカニカルキーボードの代表的なものと言えます。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 青軸
- CHERRY MX 銀軸
- CHERRY MX 静音赤軸
- CHERRY MX クリア軸
「シンプルで、派手でなく、質感や風合いがよいモノを。」をモットーに制作されているキーボードで、まさしくプロが使うための道具という雰囲気を醸し出しています。キースイッチはCHERRY MX製のものを採用しています。
ラインナップとしてはフルサイズのものと、省スペース性を考慮した「スペースセービングキーボード」が用意されており、使う環境によって合わせると良いでしょう。また、メカニカルの打鍵音が気になる方は静音赤軸を選択すると良いでしょう。
ARCHISS 『ProgresTouch RETRO』
こちらもオーソドックスを目指しているARCHISSの製品です。「Simple is best」を体現したかのような筐体で、無駄な物は一切ありません。キースイッチはCHERRY MX製のものを採用しています。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 黒軸
- CHERRY MX 青軸
- CHERRY MX 静音赤軸
『Maestro』と同様に「シンプルで、派手でなく、質感や風合いがよいモノを。」を体現しているキーボードで、まさしくプロが使うための道具という雰囲気を醸し出しています。キースイッチはCHERRY MX製のものを採用しています。『Maestro』より少し価格が抑えめなのも嬉しいですね。
ラインナップとしてはフルサイズ、テンキーレス、そして、後のコンパクト分野で紹介するタイニーが用意されているので、使う環境によって合わせると良いでしょう。また、メカニカルの打鍵音が気になる方は静音赤軸を選択すると良いでしょう。
FILCO 『Majestouch 2』
メカニカルキーボードの定番シリーズFILCOの『Majestouch 2』シリーズも、オーソドックスなメカニカルキーボードの1つです。キースイッチはCHERRY MX製のものを採用しています。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 黒軸
- CHERRY MX 青軸
『Majestouch 2』には多数の派生タイプがありますが、無印の『Majestouch 2』が最もオーソドックスでシンプルなものになります。メカニカルキーボードで迷ったら、とりあえず『Majestouch 2』を購入しておけば間違いありません。
老舗なので安定した品質が魅力の製品で、耐久性の高さにも定評があります。初めてメカニカルキーボードを購入するなら『Majestouch 2』はおすすめですね。
ラインナップとしてはフルサイズ、テンキーレスがあるので、省スペース性を重視する方はテンキーレスタイプを選択すると良いでしょう。
FILCO 『Majestouch Convertible 2』
こちらもFILCOから出ている『Majestouch 2』シリーズの1つですが、上述したものと違ってBluetooth接続による無線機能が付いています。キースイッチはCHERRY MX製のものを採用しています。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 黒軸
- CHERRY MX 青軸
オーソドックスな『Majestouch 2』ですが、やはり利便性を重視すると無線接続に対応したものが欲しくなります。そんなときはこの『Majestouch Convertible 2』を選ぶと良いです。
単三電池2本で約6ヶ月使用可能な省電力性に加え、最大4台までペアリングが可能なBluetooth接続を備えています。『Majestouch 2』のシンプル&安定の品質はそのままに、無線接続の利便性を追加した製品となっています。
ラインナップとしてはフルサイズ、テンキーレスがあるので、省スペース性を重視する方はテンキーレスタイプを選択すると良いでしょう。
logicool 『K835 TKLメカニカル』
「PC周辺機器といえばlogicool」というくらい定番のメーカーlogicoolからもオーソドックスなメカニカルキーボード『K835 TKLメカニカル』が販売されています。
- GX RED
- GX BLUE
シンプルでありながらモダンなデザインで、「仕事用の道具」といった雰囲気を纏っています。省スペースで無駄な物は一切なく、カラーもモノクロでスッキリしています。
キースイッチはlogicool製のGX RED(リニア)とGX BLUE(クリッキー)から選択できます。対照的なスイッチなので、自身の好みにあった方を選ぶと良いでしょう。
ゲーミング
ゲーミング向けのメカニカルキーボードを紹介します。「とにかくゲームで最大のパフォーマンスを発揮したい!」という方は、こちらから選択すると良いでしょう。ゲーミングに適したキースイッチ、ゲームで使う便利機能を搭載したキーボードだけを厳選しました。
logicool 『G910』
『G910』はゲーミングに適した機能を多数搭載したメカニカルキーボードです。
- ROMER-Gタクタイル
カスタムマクロやアプリ内コマンドを割り当てることができる「マクロキー」、再生、一時停止、ミュート、トラック/シーンスキップ用の「専用メディアコントロール」の搭載など、ゲーミング用途において便利な機能がたくさんあります。
キースイッチは「ROMER-Gタクタイル」を採用しており、反応点が浅く瞬発力の問われる場面で優位に働きます。
logicool 『G913』
『G913』はlogicoolのゲーミングキーボードでフラッグシップモデルとなる存在です。フラッグシップモデルというだけあって、あらゆる面で優れています。
- GLクリッキー
- GLタクタイル
- GLリニア
超高速ワイヤレス接続を実現した「LIGHTSPEEDワイヤレス」が最も特徴的な部分です。
ゲームでは遅延が命取りになるため有線接続が好まれますが、この『G913』はワイヤレス接続でありながら超低遅延で入力が可能です。したがって、「遅延がないほうが良いけど、有線のケーブルは煩わしい」と感じている方は、この『G913』がピッタリでしょう。
キースイッチは薄型でありながらゲーミングに適した「GLメカニカルスイッチ」を採用しているので、ゲーミングで活躍すること間違いなしです。
Corsair 『K100 RGB』
『K100 RGB』はCorsairのフラッグシップモデルで、Corsairの最先端技術が盛り込まれたゲーミングキーボードです。
- CHERRY MX 銀軸
- Corsair 光学メカニカルキースイッチ
ダイヤル式のコントロールホイールやマクロキーを搭載しており、それらにゲームやアプリケーションのカスタムアクションを登録することで、素早く操作ができるようになります。
キースイッチはCHERRY MXの「銀軸」、または、Corsairオリジナルの「光学メカニカルキースイッチ」から選択でき、どちらもゲーミングに適したスイッチとなっています。さらに『K100 RGB』はキー入力の検知周期が高速なため、入力遅延がとても少ないキーボードになっています。
Razer 『BlackWidow V3 Pro』
『BlackWidow V3 Pro』はRazerが製造販売しているメカニカルキーボードで、Razerの最先端技術が盛り込まれたゲーミングキーボードです。
- Razer グリーンスイッチ
- Razer イエロースイッチ
無線接続に対応している『BlackWidow V3 Pro』は、Razer の最も高度なワイヤレス技術を備えており、低レイテンシーのゲーミングと高感度の入力を可能にしています。したがって、無線接続でありながら遅延を気にすることはありません。
また、マルチファンクションデジタルダイアルと 4 つのメディアキーを搭載しており、メディアコントロールを簡単に行うことができます。
キースイッチはRazerの「グリーンスイッチ」、「イエロースイッチ」から選択でき、どちらもゲーミングに適した反応速度の速さ、入力信頼性を実現しています。
Razer 『BlackWidow Elite』
こちらもRazerが製造販売しているメカニカルキーボードです。Razerの定番モデルと言える存在で、ゲーミングキーボードの最高峰を維持し続けています。
- Razer グリーンスイッチ
- Razer オレンジスイッチ
- Razer イエロースイッチ
『BlackWidow Elite』は有線接続のみに対応しており、「やはり有線の安定性が魅力!」という方に合うゲーミングキーボードです。
マルチファンクションデジタルダイアルとメディアキーを搭載しており、メディアコントロールを簡単に行うことができます。
キースイッチはRazerの「グリーンスイッチ」、「オレンジスイッチ」、「イエロースイッチ」から選択でき、どれもゲーミングに適した反応速度の速さ、入力信頼性を実現しています。
コンパクト
コンパクト設計のメカニカルキーボードを紹介します。「とにかくデスク上のスペースを広くしたい!」という方は、こちらから選択すると良いでしょう。「これ以上小さくできない!」というほど非常にコンパクトなキーボードだけを厳選しました。
ARCHISS 『ProgresTouch RETRO TINY』
ARCHISSが製造販売しているテンキーレス(TKL)を超えるコンパクトを目指したメカニカルキーボードです。スマートでありながら使い勝手も良くする工夫が凝らされている、匠のキーボードといった印象です。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 黒軸
- CHERRY MX 青軸
- CHERRY MX 静音赤軸
- CHERRY MX 銀軸
キーピッチ19mmを保ちつつ、一般的なテンキーレスタイプのキーボードに比べ、占有面積を約30%削減したコンパクトキーボードです。見た目もシンプルで玄人感溢れる雰囲気を纏っています。
また、HHKBのようにFnキーとの組み合わせで一般的なキーボードと同等の操作性を実現しており、コンパクトでありながらも操作性を損なっていません。
さらにDIPスイッチによってハード的にキー配列入替にも対応しており、自身の環境・好みに合わせた使い心地を追求することができます。
FILCO 『Majestouch MINILA-R Convertible』
FILCOが製造販売している『Majestouch MINILA-R Convertible』は、限界までコンパクトにすることを目指したキーボードです。コンパクトながらキー配列を工夫することで使い勝手を損なうことを回避しています。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 黒軸(ダイヤテックオンラインショップ限定)
- CHERRY MX 青軸
- CHERRY MX 静音赤軸
このキーボードのコンパクトさは究極的で、これ以上小さくするには「キー自体を小さくするしかない!」というほどまでムダを省いたものになっています。
当然、フルサイズやテンキーレスと比較してキーの数はかなり削られているのですが、スペースキーの左右に配置されたFnキーによって、その不足分を補っています。
さらにBluetoothによる接続は最大4台までペアリングに対応しており、ボタンを押すだけで簡単に切り替えることができます。当然、有線による接続にも対応しているので、合わせて5台まで対応していることになります。
Corsair 『K65 RGB MINI 60%』
Corsairが製造販売している『K65 RGB MINI 60%』は、ゲーミングキーボードでありながら、究極までコンパクトにすることを目指したキーボードです。コンパクトなのでマウスを配置するスペースを大きく保つことができます。
- CHERRY MX 赤軸(ラインナップとしてあるが、ほとんど売っていない)
- CHERRY MX 銀軸
ゲーミング用途において、キーの数が減ってしまうとキー割り当てが不足してしまいがちです。しかし、『K65 RGB MINI 60%』は統合設定ソフトウェア「iCUE」によるキー割り当てが自由自在に変えることができるため、ゲームによって割り当てを変えることで最適なキー配列を実現できます。
また、ゲーミングキーボードとしての性能も高く、高速ポーリングによってキー入力の反応速度を高めています。そのため、瞬発力が問われるゲームにおいて優位になります。
当然、全キー同時押し/全キーロールオーバーをサポートしているので、同時押しを多用するゲームでもまったく問題ありませんよ。
Razer 『BlackWidow V3 Mini HyperSpeed』
Razerが製造販売している『BlackWidow V3 Mini HyperSpeed』は「フルサイズの65%」までサイズを削ったコンパクトゲーミングキーボードです。キーの数を減らしてコンパクトにしつつも、ゲーミングに適したキーボードとなっています。
- Razer グリーンスイッチ
- Razer イエロースイッチ
PCとの接続は「Razer™ HyperSpeed Wireless (2.4 Ghz)」、「Bluetooth」、「USB-C」の3つの接続に対応しています。「Razer™ HyperSpeed Wireless (2.4 Ghz)」に対応しているため、無線接続でも遅延を感じることなく使うことができます。
また、ゲーミング用途において、キーの数が減ってしまうとキー割り当てが不足してしまいがちですが、「Razer Synapse 3」に対応しているため、キー割り当てを変えることで対応できます。ゲームによってキー割り当てを変えて最適なキー配列を適用することで、コンパクトでありながらもゲーミング用途として使い勝手の良い環境を構築できます。
また、反応点の浅いRazer特製のキースイッチを採用しているため、反応速度の問われるゲーミングにおいても活躍すること間違いなしです。
ASUSTek 『ROG Falchion』
ASUSTekが製造販売している『ROG Falchion』も「フルサイズの65%」までサイズを削ったコンパクトゲーミングキーボードです。キーの数を減らしてコンパクトにしつつも、ゲーミングに適したキーボードとなっています。
- CHERRY MX 赤軸
最も目を引く特徴はキーボードの左側面に搭載されている「タッチパネル」です。用途は様々で、音量を簡単に調整したり、アプリを切り替えたり、コピペのショートカットを作成したりできます。また、ゲームの操作を簡単にするマクロキーとして使えるようにプログラムすることも可能です。
キーの少なさによるゲームへの影響は「Armory Crate」によるキー割り当て変更によって解消できます。ゲーム毎にキー割り当てプロファイルを作成しておくことで、ゲーム毎の最適なキー配置を作り出すことができますよ。
唯一の不満としては、ゲーミング用途でありながら選択できるキースイッチが赤軸だけという点でしょうか。
高速タイピング
高速タイピングに適したメカニカルキーボードを紹介します。「とにかくタイピングを速くしたいんだ!」という方は、こちらから選択すると良いでしょう。キースイッチの反応点が浅いキーボードだけを厳選しました。
FILCO 『Majestouch 2SS Edition』
FILCOが製造販売している『Majestouch 2SS Edition』は、銀軸を採用しているメカニカルキーボードで、高速入力に適したキーボードです。
- CHERRY MX 銀軸
外観はFILCOらしくシンプルで、ゲーミングデバイスのようにギラギラした雰囲気はありません。仕事道具として使っても何も違和感はないでしょう。
そして、反応点の浅い銀軸を採用することで、高速入力に適した環境を作り出すことができ、高速タイピングを助けてくれます。
高速タイピングを目指しており、見た目がシンプルなものが欲しいのであれば、このキーボードを選ぶと良いでしょう。
logicool 『G910』
ゲーミング用途で紹介した『G910』は高速タイピングにも適したキーボードです。キースイッチに採用している「ROMER-Gタクタイル」が高速タイピングを可能にします。
- ROMER-Gタクタイル
ゲーミング用途に適した機能が多数盛り込まれている『G910』(ゲーミング用途参照)。採用されているキースイッチが反応点の浅い「ROMER-Gタクタイル」なので、高速タイピングにも適しています。
ゲーミングと高速タイピングを両立したいという方は、このキーボードを選択すると良いでしょう。
logicool 『G613』
logcoolが製造販売している『G613』も高速タイピングにも適したキーボードです。こちらもlogicool特製の「ROMER-Gタクタイル」をキースイッチとして採用しており、これにより高速タイピングを可能にします。
- ROMER-Gタクタイル
反応点の浅いキースイッチ「ROMER-Gタクタイル」を採用することにより、高速タイピングに対応しています。公式では「標準的なメカニカル スイッチと比較して25%高速に入力できる」としています。
また、ワイヤレス接続は低遅延・高安定性を兼ね備えた「LIGHTSPEEDワイヤレス」を採用していおり、無線接続においても安定した高速入力を可能にしています。さらに電池持ちも抜群で単三電池2本で、最長18ヶ月もバッテリーが持ちます。
Razer 『BlackWidow V3 Pro』(イエロースイッチ)
ゲーミング用途で紹介した、Razerが製造販売している『BlackWidow V3 Pro』も高速タイピングにも適したキーボードです。とくに反応点の浅い「Razer イエロースイッチ」はユーザーの高速タイピングにしっかりと応えてくれるキースイッチになっています。
- Razer グリーンスイッチ
- Razer イエロースイッチ
反応点の浅いキースイッチ「Razer イエロースイッチ」を選択することにより、ユーザーの高速タイピングを存分に活かせるキーボードになっています。反応点の浅さ1.2mmは他のキースイッチを探してもなかなか無いので、「とにかく浅い反応点が欲しい」という方はこのキーボードを選択すると良いでしょう。
また、ゲーミング用途としても優秀なので(詳細はゲーミング用途参照)、タイピングだけでなくゲームでも活躍すること間違いなしです。
Corsair 『K70 RGB MK.2』(銀軸)
Corsairが製造販売している『K70 RGB MK.2』も高速タイピングにも適したキーボードです。とくに反応点の浅い「CHERRY MX 銀軸」はユーザーの高速タイピングにしっかりと応えてくれるキースイッチになっています。
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 青軸(あまり売っていない)
- CHERRY MX 静音赤軸(あまり売っていない)
- CHERRY MX 銀軸
- CHERRY MX ロープロファイル(低背)赤軸(あまり売っていない)
- CHERRY MX ロープロファイル(低背)銀軸(最も高速)
反応点がもっとも浅いキースイッチ「CHERRY MX ロープロファイル銀軸」を選択することにより、ユーザーの高速タイピングを存分に活かせるキーボードになります。反応点の浅さは驚異の1.0mmとなっており圧倒的です。「とにかく浅い反応点が欲しい」という方はこのキーボードを選択すると良いでしょう。
また、ゲーミング用途としても優秀で、8MBストレージのオンボードプロファイルによりマクロ設定などのキーボード自体に記憶できます。さらにメディアコントロールも搭載されているため、音楽やビデオなどの再生・一時停止・ミュートといった操作を素早く行えます。タイピングだけでなくゲームでも活躍すること間違いなしです。
エルゴノミクス
ここからはエルゴノミクス(人間工学)的に形状を合わせたメカニカルキーボードを紹介します。「とにかく疲れない、体勢が楽なキーボードが良いんだ!」という方は、こちらから選択すると良いでしょう。エルゴノミクス形状や分離型キーボードのみ厳選しました。
Kinesis 『Advantage 2』
「エルゴノミクスといえばKinesis!」と言われるKinesisが製造販売している『Advantage 2』はエルゴノミクスに沿った独特なデザインのキーボードです。使い慣れればタイピング時に無理のない体勢を維持できますよ。
- CHERRY MX 茶軸(ほとんど売っていない)
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 静音赤軸
「これぞエルゴノミクス!」という形状をしている『Advantage 2』は、手を自然な形で置けばキーに到達できるようになっています。したがって、手に無理な負荷が掛かることはなく、自然体でタイピングできます。
また、頻繁に使うキー(EnterやDelete)などは親指の部分に配置されており、手を移動させることなく楽に打つことができます。
さらにキーの割り当て変更やマクロ機能なども搭載しており、形状だけでなく機能性にも富んだキーボードなので、使い勝手の良さも際立つキーボードになっています。
Kinesis 『Freestyle Edge RGB』
Kinesisが製造販売している『Freestyle Edge RGB』もエルゴノミクスを考慮したキーボードになっており、しかもゲーミングにも対応しています。左右分離型なので、自身の体型やクセに合わせて左右を配置することで、快適なタイピング環境を構築することが出来ます。
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 青軸
左右分離型のキーボードなので、体勢や癖に応じてキーボードの配置を変えることで、無理のない体勢でタイピングできます。
また、本キーボードはゲーミング用途にも対応しており、キーのリマップ・マクロの記録、ゲームモードの有効化(Windowsキーの無効)など、標準的な機能は特別なドライバーやソフトウェアを必要とせず、キーボード上で設定可能です。当然バックライトによる演出にも対応しており、ゲームの雰囲気に合わせたカスタマイズもできます。
「ゲーミング用途で、しかもエルゴノミクス形状がいい!」という方は、このキーボードを選ぶと良いでしょう。
Kinesis 『Freestyle Pro』
Kinesisが製造販売している『Freestyle Pro』もエルゴノミクスに沿ったキーボードです。左右分離型なので、自身の体型やクセに合わせて左右を配置することで、快適なタイピング環境を構築することが出来ます。
- CHERRY MX 静音赤軸
- CHERRY MX 茶軸
基本的には『Freestyle Edge RGB』と同じ性質を持っており、左右分離型のキーボードなので、体勢や癖に応じてキーボードの配置を変えることで、無理のない体勢でタイピングできます。
また、キーのリマップ・マクロの記録にも対応しており、用途に合わせてカスタマイズすることで快適な環境を構築できます。そのため、ゲーミングキーボードとして使うこともできるでしょう。
ただし、ゲーミングキーボード特有のバックライトには対応していないので、「カラフルにカスタマイズしたいんだ!」という方は『Freestyle Edge RGB』にした方が良いです。
Mistel 『BAROCCO MD770 RGB』
Mistelが製造販売している『BAROCCO MD770 RGB』は左右分離型のエルゴノミクスキーボードです。しかも、サイズはコンパクトでありながらゲーミングに必要な機能も備わっており、あらゆる用途で活躍するキーボードです。
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 青軸
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 静音赤軸
- CHERRY MX 銀軸
いわゆる75%タイプキーボードで、コンパクトサイズながら機能性にも優れたキーボードになっています。左右分離型なので体型や体勢に合わせてアジャストすることで、無理のない姿勢で快適なタイピング環境を作り出すことが出来ます。
また、ゲーミング用途としても優秀で、ハードウエアマクロ機能による、キーの配置変更、キー入力パターンのプログラミングが可能となっており、キーボード自体に記憶できます。さらにバックライトの発光モードを切り替えることで、ゲームの雰囲気に合わせてカラーを変えることができますよ。
Mistel 『BAROCCO MD600v3 RGB Classic Black』
こちらもMistelが製造販売している左右分離型のエルゴノミクスキーボードです。『BAROCCO MD600』は前述した『BAROCCO MD770 RGB』の前モデルに該当するキーボードで販売終了となっていましたが、『BAROCCO MD600v3 RGB Classic Black』として復活しました。
『BAROCCO MD770 RGB』よりさらにコンパクトなサイズが特徴となります。
- CHERRY MX 茶軸
- CHERRY MX 青軸
- CHERRY MX 赤軸
- CHERRY MX 静音赤軸
60%タイプキーボードに分類されるキーボードで、圧倒的なコンパクトサイズと左右分離型を組み合わせたエルゴノミクスキーボードです。コンパクトサイズなのでキーの数が削られていますが、Fnキーとの組み合わせによって操作性を損なうことなく使うことができます。
また、『BAROCCO MD770 RGB』同様にゲーミング用途としても優秀で、ハードウエアマクロ機能による、キーの配置変更、キー入力パターンのプログラミングが可能となっており、キーボード自体に記憶できます。さらにバックライトの発光モードを切り替えることで、ゲームの雰囲気に合わせてカラーを変えることができますよ。
まとめ
用途・趣向別におすすめのメカニカルキーボードを紹介しましたが、自身の好みにあったキーボードはありましたか?
メカニカルキーボードの世界は広く深いので、一度踏み入れるとメカニカルキーボードの世界の虜になってしまうかもしれませんよ。
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