『LITALICOワンダー』の評判を現役エンジニアが解説

これから先、IT技術がさらに重要になるという予測の元、小学生でのプログラミング教育が必修化されました。しかし、小学校もまだまだ不慣れな教育分野でありノウハウもないため、十分に満足できる教育を受けることは難しいです。

そこで注目されているのが、子供向けに開かれているプログラミングスクールです。都心を中心に続々と子供向けのプログラミングスクールが開校しており、選択肢はどんどん増えています。

ここではそんな数ある「子供向けプログラミングスクール」の中の1つである『LITALICOワンダー』について、エンジニア歴14年目に突入した筆者から見たオススメ度を教えます。また、その理由と『LITALICOワンダー』はどういったスクールなのかも解説します。

目次

『LITALICOワンダー』のオススメ度

まず一番気になるであろうオススメ度ですが、エンジニア目線から見て5段階中4.5ポイントとしました。

他のプログラミングスクールと比較してみると、LITALICOワンダーの学習内容は「楽しさ・おもしろさ」に重点をおいており、これは子供に対する学習アプローチとして非常に重要な要素になります。

子供がもっとも力を発揮する時間は、「楽しい・面白い」と思っている時間です。このときの子供の集中力といったら凄まじいものがあります。したがって、LITALICOワンダー「楽しさ・おもしろさ」に重点を置いていることは理に適っており、子供のプログラミング学習において最適な環境を作っていると言えるでしょう。

以降ではオススメ度を4.5ポイントとした理由をさらに詳細に紹介します。

評価を上げた部分

楽しさ・おもしろさを重視

前述したとおり、LITALICOワンダーのもっとも特筆すべき点は、この「楽しさ・おもしろさ」を重視した学習方針です。

なにごとも楽しいと感じている時が一番集中できており、一番身につくものです。これは大人もそうですが、子供の場合はさらに顕著になります。したがって、子供の真価を発揮させるためには、「楽しい・おもしろい」を最大限に感じてもらう必要があるのです。

LITALICOワンダーのカリキュラムは、「楽しい・おもしろいをプログラミングや創作を通して提供しよう」という方針のもと作成されており、効果的な学習を受けることができるのです。また、学習を機にプログラミングやITに継続的な興味を抱かせることにも一役買っています。

私もエンジニアとして長年働き続けてきましたが、やはり楽しいと思って仕事に取り組んでいる後輩は、成長の伸びが断然速いです。「楽しさ・おもしろさ」を第一に考えてスクールを選ぶと良いでしょう。

オーダーメイドカリキュラム

こちらは先ほど述べた「楽しさ・おもしろさ」から繋がる話で、LITALICOワンダーにはコースがありますが、カリキュラムは子供に合わせて作成される「オーダーメイドカリキュラム」になっています。

というのも、子供にとって楽しいと感じるものは、子供によって異なっています。したがって、決まったカリキュラムでは、どうしても楽しくないと感じてしまう子供も出てきてしまいます。

その対策として、LITALICOワンダーでは子供一人一人に対してカリキュラムを考案し、子供に合わせた学習内容を提案してくれるわけです。これにより、さらに質の高い「楽しさ・おもしろさ」を提供しているわけですね。

創造力を育む

LITALICOワンダーが重視していることのもう1つに、「創造力を養う」ことが挙げられます。もちろんプログラミングの技術を学ぶことも重要です。しかし、技術の差はこれからどんどん縮まっていくでしょう。

そうなったとき重要になってくるのは、その技術を活かすための創造力になります。いくら技術力が長けていたとしても、それを使って何かを生み出せなければ意味が無いのです。

LITALICOワンダーはこの点に関してもしっかりと対策をしており、「創造力の強化」を目的としたカリキュラムを提案してくれるので、将来に役立つ学習をすることができます。

評価を下げた部分

教室が少ない

『LITALICOワンダー』の唯一の弱点は、この「教室の少なさ」です。

2021年7月時点では、東京、神奈川、埼玉にだけ教室があり、他の都道府県には教室が存在しません。非常に質が高いプログラミングスクールなので、その質を保ったまま全国展開するには、まだまだ人員が足りないのかもしれませんね。

ただ、『LITALICOワンダー』にはオンラインに対応したコースも存在するため、どうしても『LITALICOワンダー』に通わせたい場合は、オンライン受講も候補に入れると良いでしょう。

ただし、実際に教室に行って学習するよりは、どうしても質が落ちると思われます。その点を良しとするかどうかは熟考した方がよいでしょう。

『LITALICOワンダー』の概要

受講形態について

通学・オンラインでの受講

LITALICOワンダーの受講形態は教室へ通学しての受講と、オンラインでの受講に対応しています。

ただし、2021年7月時点において、通学できる教室は下記通りとなっています。

通学可能な教室
  • 東京
    • 三軒茶屋
    • 渋谷
    • 中目黒サテライト
    • 青山
    • 池袋
    • 赤羽
    • 秋葉原
    • 水道橋
    • 押上
    • 蒲田
    • 町田
    • 立川
    • 吉祥寺
  • 神奈川
    • 川崎
    • 横浜
    • 横浜桜木町
  • 埼玉
    • 大宮

このように関東地方にしか教室がありません。そのため、他の都道府県の方が『LITALICOワンダー』で受講する場合は、基本的にオンラインでの受講になります。

もちろんオンライン受講でも質の高い学習を受けることができますが、学習環境が揃っており、子供の様子を伺いながら指導できる教室での受講に比べると、若干満足度は低くなるでしょう。

教室受講の場合、複数人が集まって学習

『LITALICOワンダー』の教室に通って学習する場合は、スタッフ1名で3〜4名程度の子供たちの学習を行います。3〜4名なのでスタッフの人も各子供の状態を把握でき、学習が滞るということは内でしょう。

また、他の子供たちの状況を見ながら学習できるので、子供たちにとっては刺激となり、一層学習に力が入るというメリットもあります。

オンライン受講の場合、マンツーマンで学習

『LITALICOワンダー』をオンラインで学習する場合は、マンツーマンでの学習を行います。TV会議ツールを用いて、お互いの顔や声、プログラミングの画面を見て学習を進めることで、教室に通って学習する場合に近い環境を作り出しています。

また、マンツーマンで学習を受けることができるため、困ったときや悩んだときに素早く対応してもらえます。この辺りは教室に通って学習する場合よりメリットが有ると言えるでしょう。

ただし、学習環境の充実度やサポートの細やかさは教室での学習より劣るので、デメリットもあるということは認識しておきましょう。

コースについて

コース名学習内容1回当たりの授業料
ゲーム&アプリ
プログラミング
パソコン・スマートフォンで遊べるゲームやiPhoneアプリの制作をします。
プログラミングの基礎となる考え方が身につくコースです。
教室受講:5,775円(税込)〜
オンライン受講:4,400円(税込)〜
ゲーム&アプリ
エキスパート
Unityを使ったスマートフォン向け3Dゲーム・VRゲームの製作、
HTML/CSS/JavaScriptを使ったWeb制作をします。
プログラミングの応用技術が身につくコースです。
教室受講:6,875円(税込)〜
オンライン受講:5,500円(税込)〜
ロボット
クリエイト
ブロックを組み立てて、ロボット製作を行います。
パソコンでプログラミングを行い、製作したロボットを動かします。
教室受講:5,775円(税込)〜
オンライン受講:4,400円(税込)〜
ロボット
テクニカル
モーターやセンサーの仕組みを理解しながら、
プログラミングによるロボット制御について理解を深めていきます。
教室受講:5,775円(税込)〜
オンライン受講:4,400円(税込)〜
デジタルファブリケーション3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機器を使い、ものづくりを行います。教室受講:5,775円(税込)〜
オンライン受講:非対応

まとめ

『LITALICOワンダー』は「子供向けプログラミングスクール」の中でも非常に質の高いスクールです。実際に受講した人の満足度の高さも頷ける内容になっています。

「子供向けプログラミングスクール」をどこにすべきか悩んでいるのであれば、『LITALICOワンダー』はオススメの筆頭ですよ。

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