HHKBを購入すると、次に欲しくなってくるのがパームレスト(リストレスト)です。
しかし、世の中にはたくさんのパームレストがあり、どれを選んだら良いか悩む人もいると思います。私も実際に購入するまで色々と悩んだものです…。
そこで!ここではエンジニアの私がおすすめする厳選した3つのパームレストを紹介します。この3つの中から選べば満足すること間違いなしですよ!
また、私が実際に購入して使っているバード電子製『パームレストウッド』の感想についても紹介しますので、購入時の参考にしてくださいね。
そもそもパームレストとは
おすすめのパームレストを紹介する前に、そもそもパームレストがどういったものかを簡単に紹介します。
HHKBのようなキートップの高いキーボードを使っていると、手のひら・手首が写真のように空中に浮いた状態になりますよね。このとき、腕には手の重さを支えるために常に力が入っている状態となります。
この状態で作業を続けていると手首や腕に負担が掛かるため、腕が疲れてしまったり、酷くなると腱鞘炎を引き起こす可能性だってあります。
そんな手・腕への負担を軽減するために存在しているのがパームレストです。
パームレストはキーボードの手前に配置するもので、ここに手のひら・手首を置くことで、手・腕に掛かる負担を減らすことができます。
また、直接手に触れるものですから、素材や形状によって大きく感じ方が異なるので、自分にあったパームレストを選ぶことが重要になります。
HHKBにおすすめのパームレスト3選
「HHKBに合わせたい」おすすめのパームレストは以下の3点です。
オススメ1:バード電子製パームレスト
HHKBの純正オプションとして用意されているバード電子製パームレストは、数あるパームレストの中でも第一候補として挙がります。
純正パームレストには、大きく分けて下記の3種類が用意されています。
共通して言えることは、HHKBに合わせてサイズがピッタリ合うように作られているところです。
- HHKBの美しさを維持したい
- HHKBの純正品で揃えたい
このような考えの方はこのパームレストがオススメです。
また、3種それぞれの特徴は以下の通りです。
ウッドパームレスト(クリアー色/ウォールナット色/ローズウッド)
天然木を使った滑らかな肌触りが特徴のパームレストです。
使い込むほど馴染んで愛着がわいてくるので、長く使い込むのが好きな方にオススメです。また、自然を感じる木目の美しさと、木の温かみを感じる肌触りがこのパームレストの良いところでしょう。
さらに、2020年に新たにラインナップに追加された「ローズウッド」は、高級家具に使用される素材であり、重厚で耐久性に優れています。ただし、価格は「クリアー」や「ウォールナット」の4,400円(税込)に対して倍となる8,800円(税込)となっており、ちょっと手が出しづらいのが難点です。
これら天然木を使ったパームレストの欠点としては、木製特有の「しなり」が発生する可能性がある点です。
本製品は「しなり」が発生しないように工夫されていると思いますが、絶対に「しなり」が発生しないというわけではないので注意しましょう。(ローズウッドは「しなり」が発生しにくい素材ですが、それでも「絶対しならない」というわけではありません)
アクリル製パームレスト
アクリルをカットして作り出した曇りない透明な仕上がりが特徴のパームレストです。
材質が透明なので机の上に置いてあっても存在感は強調されず、机の上がゴチャゴチャしてしまうのを防いでくれます。机の上を美しく見せたいのであれば、このアクリル製がオススメでしょう。
また、アクリル製なので「しなり」を気にする必要も無いので、長く使い続けることができると言う点もこの製品の良いところと言えるでしょう。
欠点としてはアクリル素材なので冷たさを感じる場面がありそうです。たとえば真冬の朝一に触ると、ヒンヤリとして「冷たっ!」となるかもしれませんね。
革張ウッドパームレスト
本革張り仕上げで前に挙げたウッドやアクリルにはない高級感溢れるパームレストです。
表面部分は全面黒色の革が張られていので、デスク上をモノトーンで統一したい人にはオススメです。革なので肌触りも素晴らしく、デスクの上の存在感も抜群です。デスクの上を高級な物で統一したいのであれば、このパームレストが良いでしょう。
欠点としては革の劣化が挙げられます。ウッドやアクリルは「汚れ」や「擦れ」はあれど、「剥がれ」はありません。しかし、この製品は革製なので、「擦れ」がひどくなると、いずれ「剥がれ」を引き起きします。
耐久性という面ではウッドやアクリルには劣ることになるので、この点を良しとするかを考慮して購入した方がいいでしょう。
また、革製品ということもあって価格は一気に跳ね上がります。定価で16,500円(税込)となっており、もはや高級なキーボードをもう1枚購入できるほどです。懐事情もしっかりと考慮して購入しましょう。
オススメ2:FILCO Genuine ウッドリストレスト Sサイズ
こちらもHHKBのパームレストとして候補に挙がる、小型のパームレストです。職人が1つ1つを丁寧に仕上げているため、味がありつつも製品誤差の少ない高品質なパームレストです。
また、手前から奥にかけて若干厚みを持たせることで、手首へのフィット感を向上させている点も見逃せません。
さらに、この製品には背面に切れ込みが入っており、木のしなりの発生を抑える工夫が成されています。木製のパームレストは使用環境や時間によって、しなりが発生してガタつきなどといった問題が発生しやすいので、長く使う人にとっては安心して使える製品と言えるでしょう。
ただ、この製品はHHKBに合わせて作られている製品ではないため、ほんの少しだけHHKBの幅より大きくなります。この点を良しとするかどうかで選択が変わってくるでしょう。
- ピッタリサイズにこだわりはない
- 使い心地が優先
- 木製が良いけど「しなり」が発生しない物が良い
このような考えの方はこのパームレストがオススメです。
オススメ3:ELECOM リストレスト "COMFY" ミドル
HHKBに限らずキーボード全般のパームレストとして高い人気を誇る製品です。とにかくコスパ最強のパームレストで価格は1,000円もしません。
それでいて機能性は高く、低反発ポリウレタンによる手首へのフィット感、凹凸加工による通気性の良さなど、「こんなに安くて良いの?」と言いたくなるほど機能性に優れた製品です。
ただ、こちらもHHKBに合わせて作っているわけではないので、若干サイズが合いませんが実用には何の問題もありませんよ。
- ピッタリサイズにこだわりはない
- 木製やアクリル製は痛いから、柔らかに支えて欲しい
- とにかくコスパを重視したい
このような考えの方はこのパームレストがオススメです。
ちなみにこの製品には「低反発素材」タイプ以外にも、「クッション素材」、「ゲル素材(EXGEL)」のタイプが用意されていますが、コスパの観点で言うとやはり「低反発素材」がイチオシとなります。
実際に使っているバード電子製『パームレストウッド』の感想
ここからは実際に私が購入したバード電子製の『パームレストウッド』の使用感について紹介します。
ちなみに使用しているHHKBはこちらの製品。
当然サイズはピッタリ
まずサイズについてですが写真の通りピッタリです!さすが純正オプション!ここまでピッタリハマると、やはり美しさを感じますね。
高さもちょうど良く、タイピングのしやすさが格段に向上します。
使えば使うほど自分色に
2年近く使い込んできたのですが、手首が触れる部分を見ると、若干色味が変わってきています。このように少しずつ表情が変わっていくのも木製ならではの特徴であり、自分専用のパームレストという感じがしていいですよね。
木製の良さは使い込むほど深みが出てくるところでしょうね。
手首をしっかりと支えてくれる
手首を支えてくれることが目的の製品なので当然と言えば当然ですが、ちゃんと目的通りの効果を発揮してくれます。HHKBは厚みがあるので、やはりパームレストがあるとタイピングが楽になりますね。
とくに普段ノートPCを使っている人は、パームレストを導入した方がノートPCの感覚に近くなるので快適になるでしょう。
若干気になる「しなり」…
【2021年1月9日追記】
早いもので、使い始めて3年近く経ったわけですが、若干ではありますが、木製ならではの「しなり」が出てきています。滑り止めのゴムの高さを調整することでガタつきを抑えていますが、やはり木製は「しなり」が発生してしまうようです。
もしかしたら、「しなり」を抑制する切れ込みが入っている『FILCO Genuine ウッドリストレスト Sサイズ』の方であれば、3年使った今でも「しなり」が発生していないかもしれません。
「しなり」が発生すると嫌だなと感じる方は、『FILCO Genuine ウッドリストレスト Sサイズ』または『アクリル製パームレスト』を買った方が無難かも。
まとめ
3つのおすすめパームレストを紹介しましたが、あなたの好みにフィットするパームレストはありましたか?
パームレストの有無は人によっては大きくタイピングに影響します。あまり必要ないかなと考えている方も、一度導入を検討してみることをオススメします。
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