【HHKB】モデルの選び方を現役エンジニアが解説

キーボードの最高峰として名高い『HHKB』。しかし、ラインナップが豊富なため、結局どれを選んだら良いか悩んでいる方もいるでしょう。ここでは『HHKB』を10年以上愛用してきた筆者が、『HHKB』の選び方について解説します。購入時の参考にして頂ければと思います。

なお、『HHKB』を実際に使ってみた感想やメリット・デメリットについては下記にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。

目次

現行の『HHKB』のラインナップ

2021年6月時点の『HHKB』のラインナップは下記通りとなっています。

モデル接続方式キー配列/刻印カラー価格(税込)備考
HYBRID Type−S無線(Bluetooth)
有線(USB Type-C)
英語配列/刻印有
英語配列/刻印無
日本語配列/刻印有
墨/白35,200円静音モデル
HYBRID無線(Bluetooth)
有線(USB Type-C)
英語配列/刻印有
英語配列/刻印無
日本語配列/刻印有
墨/白30,250円
Classic有線(USB Type-C)英語配列/刻印有
英語配列/刻印無
墨/白25,300円

『HHKB』の選び方

ラインナップ一覧から下記が選び方のポイントとなります。

選び方のポイント
  • 接続方式 : 無線/有線
  • キー配列 : 英語配列/日本語配列
  • カラー : 白/墨(黒)
  • 静音性:Type-S/not Type-S

以降では、それぞれのポイントについて詳細に解説します。

接続方式:無線/有線

Bluetoothによる無線接続に対応しているモデルは『HYBRID Type-S』か『HYBRID』です。無線接続では最大4台までペアリングを登録でき、ショートカットで接続デバイスを切り替えることができます。また、USB Type-Cによる有線接続にも対応しているため、有線接続で使うこともできます。

一方、『Classic』はUSB Type-Cによる有線接続のみ対応しています。無線接続に対応していない分、価格も抑えめになっています。

注意点

無線接続に対応している『HYBRID Type-S』と『HYBRID』は、電池を入れる分『Classic』より重量が増します。大体50〜60gほど増すことになるので、持ち運びなどを考えている方はその点も考慮して購入を検討すると良いでしょう。

キー配列:英語配列/日本語配列

キー配列については基本的に使い慣れている方を選んだ方がいいです。ただし、『Classic』は英語配列しか用意されていないので、日本語配列が欲しい場合は『HYBRID Type-S』か『HYBRID』を選ぶしかありません。

また、会社などで自分以外の人が『HHKB』を触ることになるケースがあるのであれば、日本語配列を選んでおいた方が無難かもしれません。たとえば、私の会社ではペアプログラミングを行う時があるのですが、この時、相手の人から「あの…@マーク何処ですか…?」といったことになります。

注意点

『HHKB』には『HHKB』ならではの「英語配列」と「日本語配列」の差分があります。それが矢印キーの有無です。「日本語配列」は独立した矢印キーがあります。一方、「英語配列」は独立した矢印キーは無く、Fnキーと組み合わせてカーソル移動させる必要があります。

もし、矢印キーを多用するのであれば、「日本語配列」を選んでおいた方が良いかもしれません。

カラー:白/墨(黒)

カラーは「白」と「墨(黒)」が用意されています。

「白」は昔ながらのレトロな見た目で可もなく不可もなくといった印象です。印字は見やすく、Fnキーとの組み合わせで迷ったときでも、印字をみて確認することができます。

一方「墨(黒)」は本当に墨のように真っ黒でありクールな印象です。しかし、印字も黒なので暗い場所などでは印字が見えづらいです。ブラインドタッチができる人であれば問題ありませんが、できない人は避けた方が良いかもしれません。

無刻印について

『HHKB』には玄人向けに印字がまったくない、無刻印タイプも用意されています。全キーの位置を正確に把握している方は、この無刻印タイプを選択しても良いかもしれません。会社で使ったら目立つこと間違いなしです。

静音性:Type-S/not Type-S

環境によってはタイピング音(打鍵音)に注意を払う必要があります。たとえば比較的静かなオフィスで働いていたり、テレワークでマイクが音を拾いやすい環境だったりといった具合です。

このようなときは静音性が優れている『HYBRID Type-S』を選ぶと良いでしょう。高音の「カチャカチャ」とした音が抑えられており、激しくタイピングしてもそれほど音が気になりません。

参考までに『HYBRID Type-S』と『HYBRID』の比較動画を載せておきます。

『HYBRID Type-S』と『HYBRID』の打鍵感の違い

どちらも非常に打鍵感は気持ちよく、タイピングしていて楽しくなる、そんなキーボードです。しかし、比較した感じだと、微差ながら静音化されていない『HYBRID』の方が気持ちよさが勝ります。

本当に微々たるものではありますが、最高の打鍵感を求めるのであれば、静音化されていない『HYBRID』を選択した方が良いかもしれません。

まとめ

『HHKB』の選び方を紹介しましたが、自分の好みに合っている『HHKB』は見つかりましたか?

決して安い物ではないのでよくよく考えて、自身が納得したものを購入しましょうね。

PFU<br>接続方式:無線/有線<br>相場価格:35,000円
PFU<br>接続方式:無線/有線<br>相場価格:30,000円前後
PFU<br>接続方式:有線のみ<br>相場価格:25,000円

また、『HHKB』以外のオススメキーボードも紹介しているので、よろしければこちらも参考にしてみてください。

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